NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)はもともとあらゆる生物に存在する物質です。本来は生体内でも生成されていますが、加齢に伴うNMN生成能力の低下により、「細胞核の損傷」や「ミトコンドリアの活性低下」が進むと考えられています。
野菜やフルーツにも含まれており食事から摂取することも出来ますが、加齢によって体内の合成量が落ちてしまうと、食事からの補給だけでは必要量を補えなくなるとされています。
健康寿命をのばす「夢の遺伝子」と呼ばれるサーチュイン遺伝子(長寿遺伝子、若返り遺伝子とも呼ばれています)は通常は機能しておらず、眠っている状態です。このサーチュイン遺伝子を活性化させるのに必要なのがNMNなのです。
長寿研究の第一人者の一人、今井眞一郎教授(ワシントン大学)やLIFESPANの著書デビット・A・シンクレア教授(ハーバード大学)がNMNの若返り効果を発見。マウス実験で細胞を若返らせることに成功しました。生後22か月(ヒト60歳に相当)マウスにNMNを1週間継続して飲ませ、細胞の活性化レベルを計測したところ、生後22か月マウスが生後6か月(ヒト20歳に相当)のマウスと同じ細胞活性化レベルに達していたとの研究結果が発表されました。
現在、NMNはサプリメントや健康食品が主流ですが、私たちはより手軽に化粧品でNMNの効果を発揮できないかと考え、安定的に化粧品にNMNを配合するための研究を開始しました。
再生治療では人から取り出した幹細胞をCPC*と呼ばれる設備で培養し、培養した幹細胞を取り出して治療に使用します。幹細胞は培養すると様々なタンパク質を分泌し、分泌されたタンパク質の中には様々な細胞を活性化させる鍵となる「サイトカイン」が豊富に含まれています。サイトカインの中でも特に成長因子は細胞の活性化や成長、分化などに影響を与えます。*CPC:細胞加工施設(Cell Processing Center)
私たちは信頼できる国内大手培養メーカーによって培養された上清液から特殊な方法を用いて化粧品に安定して使用できる化粧品原料の開発に成功しました。
独自のナノテクノロジーによりプラチナをナノコロイド化する過程において、ヒト幹細胞エキスでコーティングしたオリジナル原料です。Pt.ナノヒト幹細胞エキスは核となる白金ナノコロイドとヒト幹細胞エキスが電荷的に結合しています。肌荒れ、炎症等のトラブルは肌のイオンのバランスの乱れから生じます。その乱れに対し、ヒト幹細胞エキスが徐放し、トラブルを鎮めます。
白金ナノコロイドは浸透性が高く、タンパク質への吸着性に優れているため角質細胞の間を埋め、角質間脂質(セラミド)を安定化させることにより、水分を蒸散させないようにする働きと、バリア機能を高める働きで外部の刺激から肌を守ります。
エキスがナノ化されているため浸透力に優れ、細胞のレセプターと結びつきやすく、ヒト幹細胞培養液エキスに含まれる成長因子の働きを最大限に引き出すものと考えています。
大麻には「カンナビノイド」という100種類以上の薬理活性のある化合物が含まれており、カンナビノイドの主成分である「カンナビジオール(CBD)」は依存性がなく治療効果のある安全な成分です。
服用:精神安定化(リラックス効果)、鎮痛効果(偏頭痛)、抗炎症作用(肉体疲労/筋肉痛)、発作抑制(癇癪/鬱)、免疫系のバランスを整える。
肌:抗酸化作用、抗糖化作用、抗炎症作用、ターンオーバーの正常化(肌の免疫システムに作用)、アトピー緩和(炎症反応を起こす原因となるヒスタミンを放出する細胞の活性化を抑制する)
もともと私たちの身体には、エンド・カンナビノイドシステム(ECS)といわれる身体の恒常性、バランスを保つために働きかける調整機能が備わっています。このECSが食欲、睡眠、痛み、免疫調整、老化、神経、認知や記憶に関する機能などを調整しています。人間はストレスや老化により体内のECS機能が低下していくことでカンナビノイドが欠乏していき、様々な疾患につながることがわかっています。
ECSは神経調整物質である「内因性カンナビノイド」と「カンナビノイド受容体」の2つセットで構成されています。CBD(カンナビジオール)を摂取することで「内因性カンナビノイド」の変わりとなって補ってくれるのでECSの機能を活性化することができるといわれています。カンナビノイド受容体は肌にも存在しているため、服用だけでなく化粧品としての効果も期待できます。